私の宝物になりました
このたびは母の故里訪問で大変お世話になりました。午後6時半「本能」に車が到着したとき、「あぁ母を生きて連れて帰って来れた」と、こみあげるものがありました。
故里では母はただ目を見開くばかりでしたが、持ち帰った古いアルバムを一緒に懐しみました。父と母が写っている写真、初孫のお宮参りのときの写真をじーっと眺め、「…これ私か?」と母、「そうだよ」と私。とたんに母は両手で顔を覆い「♪若き日、はや夢とすぎ、友みな、世を去りて…♪」とオールドブラックジョーの歌を口ずさみました。母はその時々の思いを表現する力を失いつつありますが、このたびの旅で、何かを全身にうけとめて帰ってきたのだと確信いたしました。
小倉様の被写体への愛情がひしひしと伝わる写真集、誠に有難うございました。(私の宝物になりました)
旅行先:兵庫県姫路市