Yご夫妻は、故郷・和歌山へ今回3度目の里帰りです。
途中に立ち寄った天理教本部では、「教祖誕生祭」が行われていました。
本部神殿に流れる「みかぐらうた」にあわせて、奥様は車いすに座られたまま、優雅に舞いを手だけで舞われておられました。
泊まられていた「民宿ちかつゆ」に親族の方々が会いに来てくださいました。
「遠いのに、よお来たなぁ。会えてよかったよ」と口々に言われ、今昔の話に花が咲きました。近くに住んでおられるお姉さまの所へは、Yご夫妻が訪れました。
腰が痛いといわれるお姉さまに、「会うたら、別れがつらくなる。でも、心配やしなぁ。私が元気やったら色々してやれたのに。」とお姉さまを思いやられておられました。
夜に、お布団に横になられながら、「もう来れへんと思ってたのに、来てよかった。」と話されていました。
坂や階段がきつかったのですが、「むりや、行かれない」とおっしゃりながら、ご両親のお墓の前まで行かれました。
車いすに座られ、そっと手を合わせて拝まれる奥様。
ご主人もやさしく横に添われ見守っておられました。
道中長い道のりでしたが、おふたりの体調に合わせて、サービスエリアで休憩をはさみながらのご旅行でした。
また、ご一緒に故郷に帰りましょう。