今回は要介護3(男性)の鳥取のお客様と新横浜の結婚式に参加してきました。
お客さまは1日のほとんどを寝て過ごします。ご家族やケアマネジャーさんとの事前の打ち合わせでは、移動や宿泊の際にどれだけ座位体勢の保持ができるかが最も大きな心配事でした。
お客様とそのご家族の皆さんの不安を少しでも取り除くため、ホテルや結婚式会場との打ち合わせを綿密に行うとともに、体力を考慮して、リクライニング車いすで旅行に行く事になりました。
様々な心配事はありましたが、飛行機に乗り、無事羽田空港に到着。翌日お買い物をする時間がないので、到着して早々にお土産を購入しました。当初、お土産購入には、1時間は必要だと考えていましたが、以前、頻繁に東京出張をしていたお客様はお土産もすでに決めていた様子。
目的のモノを見つけるやいなや、即決で10箱以上を購入されていました。そして、介護タクシーが来るまでチョットだけ休憩。
無事にホテルに到着し、2時間ほどお休みをとられました。その後、お客様の勤め先の東京支社の方が訪ねてきてくださり、一緒に夕食の時間を楽しく過ごしました。
翌日は9時には会場に入らないといけないこともあって、朝から大忙し。着替え、洗面、朝食と、慌しく時間が過ぎていきました。
そして会場に入るなり、久しぶりに会ったご兄弟と楽しそうにご歓談されました。普段は寝ている時間の方が多いのに、この日に限っては会場の祝福ムードをお感じになったのか、とても楽しそうなご様子。新郎新婦ともお話をする事ができて本当にうれしそうでした。
帰り、会場を出てから飛行機に搭乗する直前までの間、ぐっすりお休みになりました。そして、ご自宅に着く事には一言。「次は韓国に行きよ。」
無事に終了したこと、楽しんでいただけたことも、本当にうれしいことなのですが、「また行こう」と言っていただけることは、私たちの何よりの喜びです。