10年来の寒波が来る日、淡路島洲本から埼玉にほど近い東京の故郷に帰省のお手伝いをしてきました。
淡路にきて50年。退職後は一人暮しで、ある日家の中で倒れられました。
その後入院し、そのまま親族がいる東京に帰省することに。
新幹線に乗る前に、おそらく最後になるだろうからいいお弁当を買おう!っと
神戸牛のお弁当を選ばれました。
しかし、お客様には少しお肉が硬かったみたいです…。
お昼ご飯を食べるや、東京までの2時間半、ずっとしゃべりっぱなし。
なぜ淡路に来たのか、
淡路でどん生活をしていたのか、
淡路にいるときに東京の実家で起きていたこと…。
お客様の75年間の生きざまを、2時間半で全て知ることは難しいですが、
それでも、一人一人に生きる物語があるのだな~と、まるで小説を読んでいる気分でした。
東京駅からご実家までの1時間と少し…。
口数が減り、なんだか考え込むお客様。
生まれ育った町に到着すると、50年前は何もなかった町が発展していることにびっくりされていました。
目的地に到着し私が帰るころ…、
「もう少しおってな~」という言葉に、後ろ髪をひかれました。
夜遅く、神戸に到着するとそこは雪国でした。
エスコートヘルパー 小倉譲
介護付き添い旅行 しゃらく旅倶楽部 ユニバーサルツーリズム