11月2日~4日にかけて、脳内出血後の後遺症をもつお客様と愛媛県の北宇和郡鬼北町へ行ってきました。
鬼北町はお客様のご実家で、法事へ出席するため、3年ぶりの里帰りとなりました。
11月2日
妹さん、息子さん、お孫さんと弊社スタッフ2名の合計6名で向かいました。
移動が長時間となるため、車いす席ではなく、助手席に座っていただき、途中の休憩も多めに入れました。
しまなみ海道では、伯方の塩工場に立ち寄りました。
塩の石鹸で手をすべすべにしてもらって、塩の生成行程を見学しました。
ホテルに着いたのは出発してから9時間後。夕食を食べて、早めの就寝となりました。
11月3日
法事に出席するため、朝一番でご実家へ。
親戚のみなさんが続々と集まり、「いやぁ~姉さん来てくれたん」と懐かしむ声が飛び交いました。
たくさんのご親戚の方が出席され、法事はスムーズに終わりました。
昼食は法事弁当で、途中ご自分の手でマグロをパクッと召し上がられるシーンもありました。
最後はみなさんで記念撮影です。ご家族様に囲まれた時のお客様の表情は格別でした。
法事の後は、足湯に入りに行きました。お孫さんと一緒に入ります。
11月4日
ご実家の裏山にあるお墓へ、お参りに行きました。
車いすで登ることは困難なため、同行されていた息子さんにおんぶしてもらい、お墓のあるところまで登りました。
片腕でしっかりと息子さんにつかまっておられる間、少し不安そうな表情をされていました。
しかし、息子さんは力強い足取りでお母さんを一歩一歩運び、お孫さんは車いすを運び、家族が一丸となって、お墓までの道をサポート。
無事、墓前にたどりつきました。みなさん口々に、「よかったね~。登って来ることができて」。お客様もとても嬉しそうでした。
お参りを済ませると、いよいよお別れです。ご親戚の皆様にあいさつを終え、神戸への帰路につきました。
帰りも長旅です。施設に到着したころには、真っ暗になっていました。
本当にお疲れ様でした。また次回ご一緒させていただくことを心待ちにしています。