いつも日帰りでお出かけしたいところが見つかるとご連絡をいただき、ご一緒させていただいているM様。今回は奈良の大野寺へ。
M様は寺社巡りや美術館、お花見物が多いのですが、この大野寺は磨崖仏が有名とのことで是非一度見てみたいと思い、お電話してくださったそうです。
行程はいつも通りおまかせだったので、近場で行ける長谷寺と室生寺にも寄るプランを作成。M様は長谷寺と室生寺には昔行ったことがあるそうですが、久しぶりにとのことでいざ出発。
ご自宅を出発し片道2時間。まずは長谷寺。階段が多いと聞いていましたが、まさかここまでとは……。ズラッと続く階段を見て心配する私を横目に、スタスタと登り出すM様。「たまには歩かないとね」とおっしゃりながらしっかりとした足取りで登っていかれます。
時期的に牡丹は終わりかけでしたが、チラホラとは咲いていてとても綺麗でした。途中、お抹茶の出るところがあったので一服。そしてまた階段。のぼりきると見事な景色。立派なお寺でした。
お昼は精進料理をいただきました。とても雰囲気のある建物でお料理も大変おいしく、最後のデザートがまた見事で。
腹ごしらえをすませ、いよいよ大野寺。今回のメインです。案内を見ながら川沿いを走っていると――突然目の前に現れる「磨崖仏」。約12メートルの弥勒菩薩が、くりぬかれた岩の中に掘られていました。
感想は「見事」の一言。私も仏閣巡りは好きでこれまでにいろいろな仏様を見てきましたが、大野寺の磨崖仏はとても見事でした。写真ではどうにも伝わらないので、是非実際にご覧いただければ。
ちなみに時期が違ったので見られませんでしたが、大野寺は「しだれ桜」でも有名とのこと。次回は桜の季節に期待ですねとお話をしながらお寺を後に。
そして最後に女人高野こと「室生寺」を参拝し、国宝の五重塔を観て帰路につきました。室生寺もさすが約1200年の歴史を有するお寺だけに、醸し出す雰囲気にも得も言われぬものがありました。こちらもシャクナゲが盛りを過ぎていましたが、雰囲気は十分に。
今回は盛りだくさんの日帰り旅行。M様もお疲れが出ていないといいのですが、満足いただいたようで私も一安心。また、機会がありましたらご一緒させてください。