パーキンソン病になって9年。
それは病気と戦ってきた9年でもある。
佐賀から出てきたお客様は、熱血ホークスファン。
ホークスの成績は毎日チェックし、テレビ中継がある時は、必ず妻と一緒に観戦する。
テレビでの野球観戦は、ピッチャーとキャッチャーの表情も見えるほど、映像は鮮明だ。だが、球場の大歓声の迫力はテレビを通しては伝わってはこない。
照りつける太陽が沈み、ナイターのカクテル光線に変わる。
屋根のない場所で、夜風にあたりながら食べる球場のお弁当。
至って素朴なものだが、その味わいは格別だ。
この日、残念ながらホークスはいいところなく惨敗。
「悔しい。久しぶりに観戦に来られたのに悔しい」
そうつぶやくお客様にちょっとしたプレゼント。
大きな、とても大きな花火が空に咲いた。
「今年はもう、スカイマークスタジアムでの試合はないけど、来年また行きましょう!」とお話をすると、「来年は3回は見に行くからね!」と返してくださいました。
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