先日、お客様と甲子園で阪神巨人戦を観てきました。
お客様は熱血阪神ファン。数十年前からひたすらタイガースを追い続け、審判の出身地や癖まで見抜いているというのですから、ただのトラ吉ではありません。
そんなお客様は数年前に脳卒中を患い、片麻痺の後遺症が残りました。部屋の中をゆっくりと歩くことに問題はありませんが、外出となると車いすになります。
また、トイレが近く外出に不安を感じておられました。
しかし、阪神戦をナマで観たいという気持ちをどうしても抑えきれないお客様。
チケットが発売されると同時に1時間以上も電話をかけ続け、やっとの思いで甲子園の入場券をゲットしました。
当日、一番の心配はやっぱりトイレ。
神戸から甲子園まではさほど時間はかかりませんでしたが、駐車場から甲子園まで、さらに甲子園の入場門からトイレまでの時間を合わせると、1時間半ほどかかりました。
なんとかトイレも間に合い、急ぎ足で座席へ。バックネット裏にはテレビでは感じる事が出来ない、甲子園独特の歓声と熱気に包まれていました。
ピッチャーの手から放たれた球が、キャッチャーのグローブに収まる音。
ボールを打った時のバット音。
外野から聞こえてくる地鳴りのような応援。
やっぱりナマの甲子園観戦は格別です。
生ビールにお弁当、焼き鳥ですっかり満腹のお客様。おまけにタイガースの勝ちゲームとくれば、満足しないはずはありませんよね。
また、行きましょう。
だって、甲子園で一緒に観た方が楽しいですから。