6月23日、ご夫婦お二人を永沢寺しょうぶ園へ日帰り旅行のお伴をしてきました。
永沢寺は兵庫県三田市にあります。実はこの三田市はご夫婦が出会われた場所でもあり、数年間一緒に過ごした場所。お二人にとっては第二の故郷と言える、思い入れのある場所です。
旅行日当日、神戸を出発してすぐに高速道路に乗りました。利尿剤をお飲みになっているため、少し遠回りしたり。まめにトイレ休憩を入れます。その後高速道路を降り、50年近く前に過ごした風景を楽しみながら、無事、永沢寺しょうぶ園に到着。
この日の永沢寺の菖蒲は一番の見ごろ。数十年前に訪れた事のある奥様も、記憶をさかのぼりながら、菖蒲の花を楽しんでおられました。しばらく歩くと、しょうぶ園の隅で餅つきをしている方々が。サービスでお餅を配っていました。食事制限があり、毎日朝・昼・晩と好みではない味付けの少量のお食事を続けているため、「食欲がわかない」というのが口癖のご主人。それがご自身から「食べよう」とおっしゃり、つきたてのお餅を美味しそうに頬張りました。更には、お昼ごはんに天ざるそばを注文し、ペロリと完食。旅の力は本当に凄いと実感しました。
帰り道、昔過ごした場所から見えていた有馬富士が見えるビュー・ポイントにご案内しました。体力的な事もあり、あまり長い時間はいられませんでしたが、何か感じて頂けたご旅行になったのではないかと思います。
つきたてのお餅を美味しそうに頬張るあのご主人の姿。今も深く印象に残っています。