要介護5のお客様と有馬温泉日帰り旅行に行ってきました。
娘さんからお電話を頂いたのが、1月頃でしょうか。
ケアマネジャーさんとお客様とその娘さん、そして私の4者でのお話合い。
寝たきりで、殆どコミュニケーションをとる事も出来ない状態。
課題は、
- リクライニング車いすとなること
- 血圧が高いこと
- 胃ろう介助が必要で、場所の確保が必要なこと
- 温泉入浴には全介助が必要なこと
と数多くありました。
でも、娘様からの熱い想いと、「温泉に行きたいですか?」という問いかけに対する、お客様のほのかに頷いてくれる素振りが、私達の心を動かしました。では、行きましょう!
重度のお客様です。事前に数ヶ所の温泉を見てまわり、無理なく入浴できると同時に介護用ベットを備えた旅館を探しました。
また、全介助ということもあって、弊社エスコートヘルパー2名に日頃の介護の様子を見に行ってもらいました。
更には担当ヘルパーさんへのヒヤリングをした上で、事前に介護を体験させて頂くなど、準備をしました。
当日、いつも寝巻姿のお客様も、今日はきれいな格好です。あいにく、小雨が降っていましたが、半刻程度で現地に到着しました。
娘さんにとって数年ぶりとなる、お母様との温泉入浴です。
入浴中、外にいると賑やかな声が外まで聞こえてきます。
大事をとって、ほんの短い入浴時間ですが、十分に楽しんで頂けました。
お客様のお風呂上がりの顔もいつになくほぐれていました。
お客様の娘様からお手紙を頂き、今後は泊まりで宿泊したいとの事。
私達しゃらく旅倶楽部にお任せください。